November 26, 2007

高那ユングトゥ

 高那ユングトゥは西表島東北部の高那村(たかなむら:現在は廃村)
のことを謡ったユングトゥ(誦言)です。
 当時の高那村の情景が目に見えるように表現され、ユングトゥ
の特徴である「笑い」を取り込み、おおらかなユングトゥとなっています。

 タカナムラ、タカナムラ、タカナパイミチカラ (高那村の南の道から)
 ウイトヌ トシユイヌ  (年寄り達が)
 グルブンガキシ クーケドゥ  (やって来たところ)
 アオバトヌ ウイチャ ムイチャシー (青鳩が木の上で嬉しそうに)
 ナキヤブリ ウリミルンデー (泣いていた。これをみようと)
 ウチヤナギ ミルケド (上を向いていたら)
 キヌナルヌ アカハタンダラシナーレヤブリ (木の実が赤く熟して下がっていた)
 ウリブリホンティ キヌハンタ (これを折って食べようと思い)
 ハンタユリアラグケードゥ (木の上に登り)
 キヌユダユフンカキ (木の小枝を踏んだら小枝が折れて)
 ウテウリケータッテンユ ヒサーレー (落ちてしまった)

出典:『竹富島古謡誌 古代文化の源流を訪ねて−』
    本庄正佳 著 /竹富島古謡研究会発行 1984年

 竹富島にはいくつかのバージョンが残されていますが、小浜島にも
高那ユングトゥの同じような“うた”が残されています。しかし、竹富島
に伝わった歌詞とは多少異なっています。

 ユングトゥなど古謡からからみる島々の文化の伝播や、“うた”の
謡われ方を俯瞰していくと、少しづつではありますが、当時のひとびとの
営みを感じることが出来ると思います。

(TA)


 

投稿者 takidun : 09:06 AM | コメント (0)

November 18, 2007

石垣竹富郷友会西会青年部の来館

 今日は、石垣島の竹富郷友会西会青年部
17名と小さなお子様10名にご来館いただきました。

seinenbu1.jpg

seinenbu2.jpg


 石垣竹富郷友会西会は、石垣島に在住する竹富島西集落
出身者で、竹富島に対する愛郷心の昴揚を図ることを目的とし
て1967年(昭和42)年に設立しました。

 今回の青年部の来島は、親島である竹富島の伝統文化の
学習、親村であるインノタ会(西集落)との親睦を目的としています。

 午前中は『素足で感じる竹富島』ツアーで、竹富島の基本的なこと
を学習し、午後からは西集落を散策し、祖先が過ごした場所を訪れます。
 さらに15時からは西集落の方々と合同の学習会(古謡、わらべ歌など)
や交流会も予定しています。

 石垣島と竹富島はわずか6キロしか離れていませんが、日々の生活のなか、
祖先のふるさとを訪れる機会を設けることはなかなか出来ないことです。
 幸いなことに、今日は日差しも穏やかで過ごしやすい一日になりそうです。
のんびり過ごしながら、自らのルーツをたどっていただきたいと思います。

(TA)

 

投稿者 takidun : 10:44 AM | コメント (0)

November 08, 2007

火番盛烽火(のろし)リレー

 今年3月に「先島諸島の火番盛」の1つとして国の史跡
に指定された小城盛(クック)は、1644年に建立されています。
 この火番盛とは、1609年の薩摩藩の琉球侵攻後、
江戸幕府と明国の二重属国となった琉球国が、
薩摩藩の要請により、周辺海域の監視のみならず、
当時のヨーロッパ列強の海外進出、中国国内の情報を伝達する
目的のために建造しました。

kuxtuku.jpg

 1600年にイギリスは「東インド会社」を設立し、同2年には
オランダにも同様に会社が設立され、ヨーロッパ諸国は貿易を
国の最重要課題として、さらにアジアに目を向けていました。
 また、中国においては1644年に明国が争乱により滅亡し、
満州で興った女真族の国、清の勢力が台頭し、
国内は南北に分かれ動乱の時期を迎えています。  
 このような歴史の流れを背景にして、
日本の最西端に位置する先島諸島の各島々には烽火を上げ、
情報を伝達する火番盛が造られることになります。
 小城盛の建立は、八重山地方の小さな島、
竹富島が世界情勢のなかにあることを象徴しています。


 この宮古・八重山に残る18箇所の火番盛のうち、
竹富町の島々に残る7箇所の火番盛に烽火(のろし)をあげて、
その機能を検証することを通し、各島に残る文化遺産に
目を向けるとともに、島々のつながりを再確認する烽火リレー
が行なわれました。
 烽火リレーは2通りあり、竹富島には2つの烽火を確認し、
石垣島へ連絡する役目があります。

1 コート盛(波照間島)→中森(新城下地島)→タカニク(新城上地島)
  →プズマリ(黒島)→小城盛(竹富島)→蔵元(石垣島)

2 中森(鳩間島)→大岳(小浜島)→小城盛(竹富島)
   →竹富町役場もしくは浜崎町(石垣島)
 
hibannmori1.jpg
竹富小中学校の生徒達も烽火リレーに参加しました。

hibannmori2.jpg
黒島からの烽火を確認し、竹富島でも烽火の点火です!

hibannmori3.jpg
ゆがふ館スタッフも子ども達とともに西桟橋へ移動します。
果たして、大岳の烽火は見えるのでしょうか?

hibannmori4.jpg
残念ながら写真では確認できませんが、小浜島からの
烽火を望むことができました。

 今日も生憎の天気で烽火が望めるか心配でしたが、
 無事に烽火は石垣島の蔵元まで届いたようです。
 
 (TA)


投稿者 takidun : 04:58 PM | コメント (0)

November 07, 2007

牛と鷺

 現在、竹富島には469頭の放牧牛が飼育されています。
(平成19年10月12日 竹富公民館清掃検査実績集計表)
 島の人にとっては何気ない光景ですが、
牛と記念写真を撮る観光客をよく見かけます。
都会ではなかなか牛を見ることはできないでしょうから・・・。

usi.jpg

 牛の周りには白い鳥、鷺が飛び廻ります。
鷺は牛の周りに群がる虫を餌とし、牛もまた纏わりつく虫を
食べてくれる鷺に感謝しているかのようです。

 あいにくの天気が続いている竹富島ですが、
 牛と鷺がたわむれる
 ほのぼのとした光景にめぐりあえるといいですね。

 (TA)

投稿者 takidun : 10:44 PM | コメント (0)

November 05, 2007

今日の竹富島

 先週の竹富島は、台風21号の影響でしょうか?
折角の連休にもかかわらず、あまりいい天気に恵まれませんでした。
ちょっと肌寒い竹富島。ご来島いただいた観光客の方々には意外だったかも
しれません。

 今日はここ数日とは異なり気温も上昇しそうです。長袖をはおる方々
も今日は半袖で島を散策されることでしょう。

1105 nagaomi.jpg


 今朝撮影したなごみの塔でのスナップ

(TA)


投稿者 takidun : 10:47 AM | コメント (0)