September 28, 2004

十五夜祭

9月28日(火)は、ジュングヤ(十五夜祭)で、 旧暦8月15日に執り行なわれる祭です。
旧暦の8月15日を男の祝日として、旗頭を打立てて行う、竹富島の祭事行事ではめずらしい勇壮なお祭りです。内容は、綱引きや、ヤドゥ(板戸)の芸能が行われます。

当日の午後4時、あいのた(東集落)は太陽、いんのた(西集落)は双龍、なーじ(仲筋集落)は緋鯉の旗頭を打立てて、銅鑼と太鼓を賑やかに打ち鳴らしてグラウンドに入場し、十五夜祭が始まります。

グラウンドの行事が終了すると、旗頭を先頭に各集落にもどり、集落毎に十五夜祭を祝います。

十五夜祭のスケジュールは下をクリックしてください。

  〜十五夜祭次第〜

  1、開会のことば
  2、公民館長のあいさつ
  3、綱アーシ(雄・雌の綱を合わせる) ガーリ
  4、仲筋支会の福の神
  5、西支会の七・五・三
  6、綱のみん(青年会の棒うち)
  7、勝負を決する大綱引き、ガーリ
  8、東支会のブナジナー
    乙女たち二人がグシと肴を持参する
  9、閉会のことば

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September 21, 2004

世迎い

9月21日は、「世迎い」が行われます。
「世迎い」とは、ニライカナイの国々から五穀の種もみを持参する神々を迎える祭事です。
朝7時、公民館に神司と執行部は集合し、ニーラン神石前へ向かいます。神司6人に小底場(クックバー)の神司を加えて7人に執行部で祈願し、トゥンチャーマを唄います。そして神々を迎えた後、幸本御嶽へ向かいます。村の入り口では仲筋村の婦人たちが出迎えてくれます。幸本御嶽で願ったあと、クックバーへのぼります。クックバーでもハヤマワリハイダチの神々による種籾の配りがあり、祈願し、トゥンチャーマを唄い終えます。クックバーを下りた後、一行は公民館までトゥンチャーマを唄いながら行列を連ねます。ナージカー(仲筋井戸)の方では玻座間村の婦人たちが出迎えをします。そこでは激しくガーリが繰り返されます。その後、公民館まで行き、そこで解散して祭りは終了します。

トゥンチャーマの歌詞は下をクリックしてください。

トゥンチャーマ
(この古謡は八月八日、五穀の種子を積んだニーラン神の船を迎える世迎い(ユーンカイ)行事の時に合唱される)

一、 あがとから 来る船や ばがいぬとぅんちゃーま
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

二、 うはらから 来る船や 何ゆしちゃる 来る船
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

三、 彌勒世(みるくゆ)ば 載(ぬう)しおーる 神(かん)ぬ世ば 載しおーる
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

四、 竹富(たきどぅん)に とぅーるすーきてぃ 仲蒿(なかだき)に とぅーるすーき
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

五、 彌勒世ば 抱(だ)ぎうるし 神ぬ世ば 抱(だ)ぎうるし
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

六、 家(やや)ぬ 家ぐとぅに きぶる きぶる ぐとぅ
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

七、 俵 世ば 給ぼーられ 升ぬ世ば 給ぼーられ
     うーやき 世(ゆ)ーば 給ぼうらる

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September 20, 2004

結願

9月20・21日は結願です。これは二日間にわたって行われる竹富島の大きな祭祀の一つです。
段取りとしては、執行部は、前日までに村御嶽の清掃を行なっておきます。
また前日の夕刻、清明御嶽(マイヌオン)の境内での奉納芸能のための幕舎張りを行います。
祭りの初日、執行部は祭りの準備に取りかかります。
そして神司は夜籠りがあり、一方執行部はその夜の間、狂言を司る有田家、各支会の踊会場を訪問して激励を行います。
二日目、早朝から彌勒神、玻座間御嶽、仲筋御嶽、幸本御嶽、国仲御嶽、久間原御嶽、花城御嶽、波利若御嶽、西塘御嶽、清明御嶽など 22の御嶽を回って参拝の後、清明御嶽で奉納芸能を捧げます。その内容は、始番狂言、芋堀狂言のほかに、各支会から2点ずつの舞踊の提供があります。芸能の終了とともに幕舎をを取り外し、かたずけて、祭りは終了になります。

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September 17, 2004

シチマツリ(節祭)

今日9月17日は、シチマツリ(節祭)が行われます。
竹富島では3回お正月を祝い、それは新暦と旧暦、そしてもうひとつがこのシチマツリで、古代のお正月だといわれています。
段取りとしては、先ず土地と井戸を浄めます。祭祀の前日まで に、公民館執行部は島の井戸の周りの清掃を行い、祈願の際に線香をたくための白砂を運んで井戸の前に置き、節祭に備える。各家庭では、家の軒にフキをさしたり、農機具などに節かずらを巻いて、節マジュウノウ(幽霊)に持っていかれないようにします。そして、夜は節ふるまい(ふるまい酒など)をいただきます。
 シチマツリ当日は、神司を先頭にした公民館執行部の一行は、早朝から国仲御嶽、西塘御嶽、清明御嶽、根原神殿の前で祈願をします。神司たちは、各自の御嶽を参拝したあと、井戸を回って祈願をします。その井戸拝みは次の通りに25箇所の井戸で、1合花米と線香1結を供えて行われ、各神司の担当が決まっています。
 夕刻、執行部は一般有志の列席を得て、ミルク奉安殿でミルク神に祈願を行います。
そして節祭から49日目に迎える、つちのえねの種子取祭の祈願を迎えることになります。

それぞれの神司が拝んでまわる井戸の担当に関しては下をクリックしてください。

1. 玻座間御嶽(神司拝み)11箇所
ハザマンガー、ハマンガー、ミシャシカー、ウヤマンカー、フゥーガー、フーシンガー、キニンカー(浜門家の東)、アーラカー(山盛家の東)、マインカー、メイジカー(保育所の東)、オーセカー(有田家の東)
2. 仲筋御嶽(神司拝み)3箇所
ナージカー、フゥフチカー(狩俣家の東)、コインカー(嘉手川家の東)
3. 幸本御嶽(神司拝み)2箇所
コントゥカー、インカー
4、久間原御嶽(神司拝み)4箇所 
シマナーフンナーカー(ミーナカー)、マインカー、タイショウカー(花城家の井戸)、セイネンカー(大川屋の井戸)
5、花城御嶽(神司拝み)2箇所
ハナックンガー、シンザトゥカー、ハツメイカー(白保家の前)、フーカー
6、波利若御嶽(神司拝み)3箇所
トゥンナカー、シルミジカー(学校内の井戸)、タキムトゥカー

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September 12, 2004

第81回敬老会

9月12日は島の敬老の日です。竹富島では、国が祝日として定める以前から、敬老の日が定められており、お祝いをおこなっています。大正13年に上間広起村長が提唱したのが始まりで、その頃は9月9日でした。近年は9月15日の「敬老の日」の祝日に合わせて行っていたのですが、最近はハッピーマンデー制度のため、それに対応させた日取りになっています。今年は国の「敬老の日」が9月20日なのですが、竹富島では結願祭と重なってしまうため、竹富公民館によって一週間前の日曜日に行うということに決められました。

数え年70歳で敬老の会員となり、今年は昭和10年生まれの人が対象になります。島では高校を卒業した18歳から69歳までは「生産人」とされていて、労働力として考えられます。そして公民館はその生産人から賦課(ブカ)金を集め、運営資金にしています。70歳になり敬老会に入会するというのは、生産人から卒業するという意味があり、そのことに皆さんは喜びの気持ちを持たれるようです。ちなみに石垣や東京の郷友会では、ショーニンヨイ(生年祝い)でもある73歳で敬老会に入会となっているようです。
この敬老会では、子や孫たちが踊りを披露し、島を挙げて祝賀会を行いました。

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September 10, 2004

テードゥンムニ大会

9月10日(金)、今年で27回目になるテードゥンムニ大会がまちなみ館で行われました。
竹富小中学校の児童・生徒や教職員が中心となって、島の言葉(方言)であるテードゥンムニを使った作文発表、会話や唄、寸劇などが披露されました。
夏休みの間にしっかりと練習してきた子、直前になっていそいで準備した子などいろいろでしたが、島の大人たちの温かい目に見守られながら、がんばって発表を行っていました。島のことばは英語学習より難しいと、みんな大変そうでしたが、なんとか全員無事にやりとげ、とてもいい経験をしているなと思いました。

ただ、島のお年寄りたちが気にしていたのは、石垣島の言葉やイントネーションが混ざる傾向がみられるようで、竹富島独特で語尾をのばしながら下に下げるといった、やわらかい言い回しが失われつつあるようでした。船で10分程度の場所にある島なのですが、お互いに歴史背景も違い、言葉も違う別々の個性を持っているというのが、驚きでもあり、おもしろいですね。

その竹富島をうたった歌が最後に観客も含めた全員で合唱されました。みなさんもよくご存じの『ふるさと』の替え歌で、歌詞はもちろんテードゥンムニです。昭和52年頃から上勢頭同子さんらを中心に歌い始められたそうですが、なかなか感動ものです。みなさんも運が良ければ、竹富島でこの歌が歌われているのに遭遇できるといいですね。リズムが分かるので、ヤマトの人間でも分かりやすいです。
歌詞は一番下をクリックして下さい。

下のURLも参考にしてください。
竹富小中学校のホームページです。
http://www2.ocn.ne.jp/%7Etakesch/

『ふるさと 〜竹富島バージョン』

1. 山羊(ぴーざ)ぬ草(さ)苅りし あぬ丘(むい)
   スルぬ追(う)いし コンドイヌ浜
  夢(いみ)や今(なま)ん みぐりてぃ 思(うむ)いん出し
   テードゥン島

2. のしどうおりぬ 我(ば)な親(うや)
   がんじゅしぶんかや 我(ば)な友達(どうし)
  雨(あみ)ん風(かじ)ん すびてぃん
   いじりばっきららん 我や島

3. 思(うむ)た事(くとう)ん 叶してぃ
   又(また)んいつか 帰(かい)りおり
  島や変(か)らん 我(ば)やテードゥン
   情(なさぎ)ん変らん テードゥン島

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September 09, 2004

ふがら

島では、クロツグと呼ばれるヤシ科の植物から「ふがら」をつくりました。
これは以前にも発信しましたが、現在文化財修理中の民家「旧輿那國家」の床や屋根に敷く簀子(すのこ)を作るときに使う縄です。
もともと島の家を作るときは、島の人たちが「うつぐみ」で協力し合ってほとんど造り上げていました。今回は、これまでに普通にみんなが継承していた技術や慣習を継承しようという取り組みで、青年会や壮年会がお年寄りから勉強をしました。
まず下のいくつかの写真がクロツグから繊維を取り出す作業です。
上から、クロツグを倒しているところ、倒したクロツグをはがしているところ、クロツグの繊維質の部分を木に巻き付けながら取っているところです。


次に、先ほどの繊維質の部分を木槌でたたいて、不純物を取り除き、なめしているところです。このたたき具合によって、後の綯い易さが全く変わってくるということです。音はかなりうるさいですが。。。


そして、柔らかくなった繊維質を割き、直径1cmほどの束をつくり、それらを合わせて縄を綯っていきます。この綯う作業は熟練が必要で、なかなかコツをつかめないと綯うことも出来ません。出来たとしても、けば立ったり、太さが一定にならなかったり。。ワラを綯うのと比べても、かなり難しいようです。
昔は年寄りの仕事の一つだったそうで、それも「割く」「綯う」など、それぞれに専門や人数割が決まっていて、協同作業でどんどん作っていったそうです。今回の先生は、松竹昇助さんでした。

今後、機会をつくって、ゆがふ館でも体験できるようにしていこうと思いますので、ぜひ皆さんもいかがでしょうか?
参加されたみなさんはお疲れ様でした。けっこう出来る人、それなりにがんばった人など、いろいろでしたが、本当に貴重な体験になったと思います。

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