February 10, 2008

第12回星砂の島文化講演会

 昨晩は、全国竹富島文協会主催
「第12回星砂の島文化講演会」が、竹富島まちなみ館にて開催されました。

 今回の講演のテーマは
 「テードゥンムニの継承と昔話」
〜竹富島のムニンガタイ−伝承と再生を期す−〜

と題し、講師は立命館大学名誉教授の福田 晃氏をお招きしました。
福田先生は1975(昭和50)年および1976(昭和51)年に学生達と
ともに八重山を訪れ、島々の古老から様々な伝承の聞き取りを行なってい
ます。

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 その際、竹富島も訪れ、上勢頭 亨、與那國清介、大 山功、前野長用、
生盛康安、東盛弘介、大山貞雄など蒼々たる語り部の採取を行なっています。
 現在、私たちの研究の基本となっている『竹富島誌』(上勢頭 亨著)や、
『蟷螂の斧』(崎山 毅著)などに大きな影響を及ぼしている語り部の方々ですが、
皆さんすでに鬼籍に入り、書物だけの世界になっています。
 今回の講演では、採取した語り部の声を聴きながら、伝承をどのように分類方法
や、語り部がどのような形で伝承を受け継いだかということを詳しく解説していただき
ました。
 福田先生が一番伝えたかったことは、
 「島の伝承は島の言葉(テードゥンムニ)で語ることが、正しい伝承であり、
書物で学ぶばかりでなく、語り部の語り方や語り口を覚えて自分の言葉で
語ることが、次世代への伝承に繋がる。」ということだと思います。

 八重山には、「言葉は竹富に習いなさい」という伝承があります。
竹富人のユニークで場を盛り上げる話し方は、こうした古老たちからの
DNAが伝えられているのですね。

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 昨晩は竹富島でも大変冷え込み、普段に比べ参加者が少なかったのですが、
講演後の慰労会では、テードゥンムニで大いに盛り上がりました。
参加されたみなさんも、幼少のころを過ごした竹富島のことを
振り返っていたのではないでしょうか。

(ta)

投稿者 takidun : February 10, 2008 10:41 AM
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