ビジターセンターゆがふ館について

Q.ゆがふ館が開館したのはいつですか?

西表石垣国立公園竹富島の自然と伝統文化・芸能を紹介する環境省のビジターセンターとして2004(平成16)年6月24日に開館しました。
ゆがふ館の詳しい説明はゆがふ館のサイトをご覧下さい。

Q.ゆがふ館はどんな施設ですか?

日本各地にあるビジターセンターのほとんどは、その土地の自然に関する事を中心に紹介する環境省の施設です。
竹富島のビジターセンターゆがふ館は、その自然に育まれた竹富島の人々の日々のくらしから成り立つ、
竹富島の伝統文化や歴史、島人の日々の生活を、目で見る展示だけでなく、音で竹富島を感じることができます。
竹富島に訪れた際には、まずこちらへお立ち寄りください。

Q.館名の“ゆがふ”の意味をおしえてください。

「天からのご加護により豊穣を賜る」という意味のある「ゆがふ=世果報」からとっており、 来島者と島民の間により良い交流が行われることを願って名づけられました。


国立公園について

Q.西表石垣国立公園について教えて下さい。

1972年4月18日に、琉球政府立の西表国立公園として指定された後、日本国復帰の同年5月15日に国立公園となりました。
そして2007年8月1日、新たに石垣島の一部が西表国立公園に編入され、「西表石垣国立公園」と名称変更しました。
石垣島と西表島の間に広がる「石西礁湖」と呼ばれるサンゴ礁には、約360種類ものサンゴが生息し、日本で最大規模のサンゴ礁です。 中でも特に海中景観のすぐれた4地区は海中公園地区に指定されており、そのうち2地区は、竹富島の近くにあります。 竹富島は、この石西礁湖のサンゴ礁が盛り上がってできた、周囲9.2kmの小さな島です。
詳しくは西表石垣国立公園(環境省)をご覧下さい。


自然学習遊歩道について

Q.島のおすすめ歩きについて教えて下さい。

竹富島へ来たのなら、やはり、ゆっくりと風を感じて
のんびり歩いていただくのが一番。
環境省から自然学習遊歩道として、島のおすすめ歩きを提案します。

竹富島に到着して船を降り、「てぇどぅんかりゆし館」から
水牛車観光を利用したり、
レンタサイクルを利用した島内観光も楽しいのですが、
ここはひとつ、古くて新しい島の楽しみ方の提案をしたいと思います。
島のひとたちは風の変化で季節を感じると言います。
せっかくここまで来たのだから、歩く速さで、自分の目線で、
島に息づく生き物たちの営みを観察してみませんか。
素肌で竹富の風を感じてください。
くれぐれも水と帽子は忘れずに。
おすすめのルートはこちらを参考にしてください。


タナドゥイ(種子取祭)について

Q.種子取祭とはどんな祭事なんですか?

種子取祭は八重山一円で盛んに行われてきた農耕予祝の神事ですが、竹富島では最大の神事として行われており、 昭和52年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。
小さなサンゴ礁の島での農業はとりわけ厳しく、この祭には自然への畏敬、神々への敬虔な祈りと深い感謝の心が込められています。
時代の変遷とともに、過疎と高齢化が進み、農業から観光業へと主産業は転換しているものの、種子取祭は島の伝統.歴史・文化・芸能を育み 継承していく祭として、ますます重要になってきているのです。
種子取祭は大きく分けて三つの部分から構成されています。
一つは神事であり、これは神司と公民館役員のみで執り行われます。火の神や農耕の神を祀る世持御嶽において豊穣を祈願します。
一つは神々への供物として差し出されるものとして、二日間にわたる奉納芸能です。これは奉納舞台において行われる儀礼狂言や奉納舞踊ですが、 所作や口上により豊穣への祈りと予祝を演ずるものです。
最後の一つはユークイ(世乞い)。「豊穣の世を乞い願う」という神事で、これは誰もが参加できます。 家々をまわり『世乞い歌』をうたうことによって豊穣をもたらすもので、深夜まで行われます。『世乞い歌』には道中でうたわれる「道うた」、 屋敷に入ってその道でうたわれる「巻うた」、「しきどうよー」があり、座敷に上がってからは「いぬがだにあよー」、「にーうりゆんた」をうたいます。
これら三つが一体となり竹富島の種子取祭の世界を作り出しています。


Q.タナドゥイの日程について教えて下さい。

旧暦の9,10月中にめぐり来る甲申(キノエサル)の日から甲午(キノエウマ)の日までの10日間にわたって行われる島最大の祭事
下記には大まかな祭事の流れを記載しました。
詳しい祭事の流れはこちらを参照して下さい。また、タナドゥイの詳しい説明は ゆがふ館サイトの種子取祭のページをあわせてご覧下さい。

トゥルッキ 第一日目
キノエサルの日。
芸能の配役を決めて無事に奉納できるようにと祈り、 また、タナドゥイの役目を責任を持って果たすことを固く約束します。 狂言を奉納する者は、玻座間村は国吉家で、仲筋村は生盛家で、それぞれホンジャーの神に祈願し、稽古を始めます。
タニウルシ 第五日目
ツチノエネの日。タニウルシとは、種子まきのこと。一家の主が、各々の畑で儀礼的な種まきを行います。 また、その日は、種子取祭の供え物及び主食であるイイヤチ(飯初=粟・米・小豆を蒸して練ったもの)を作ります。
ンガソージ・シクミ 第六日目
ツチノトウシの日。
ンガソージ(大精進)と称して、身を慎む日。 公民館役職の主事宅では、オナリ神であるおばさんや姉妹を招いてイイヤチカミの儀式を行います。 夜は、各集落で奉納芸能のシクミ(リハーサル)を行います。
サチブドゥイ・ユークイ 第七日目
カノエトラの日。
サチブドゥイとは「先踊り」の意。早朝の儀式、公民館主事宅を訪問する「参詣」を終えて、庭の芸能を奉納します。 続いて、玻座間村の舞台芸能を奉納し、夜は根原家を起点としてユークイ(世乞い)を行います。
アトゥブドゥイ 第八日目
カノトウの日。
アトゥブドィとは「後踊り」の意味。 早朝の儀式では、「シドゥリャニ」狂言を奉納する。「参詣」を終えて、庭の芸能を奉納します。 続いて、仲筋村の舞台芸能を奉納します。

Q.種子取祭を見学したいのですが気をつけることを教えて下さい。

種子取祭は竹富島が大切にしている神事の一つです。
世持御嶽で行う芸能は、神様へ奉納する供物です。
厳粛に執り行いますのでご協力をお願いします。
また、取材・撮影を行う方は、公民館から許可証を受けて下さい。
見学する時には、特に、以下のことに気をつけて下さい。
竹富島から皆さまへのお願いです。

お静かに!
厳粛な神事を行っています。特に願いや奉納芸能などの最中には、お静かに。
前には出ない!
行列や願いの最中に、絶対に、神司(かんつかさ)を追い越したり前に出たりしないで下さい。
横切らない!
行列(「サンケイ」「ユークイ」)や奉納芸能(庭の芸能)の際には、決して横切らないで下さい。
携帯電話を切る!
見学、取材といった参加をする際には、必ず携帯電話を切るかマナーモードにしてください。

その他、係の指示に従って下さい。
また、期間中に 種子取祭についてのガイダンスを開催します。
より良く理解するため、是非ご参加下さい。

○2017(平成29)年の予定
10月29日 17:00〜 まちなみ館にて